個人使用のためにMACアドレスを割り当てる

MACアドレスは、本来、ネットワーク機器ごとに、世界にただ一つの値を持ちます。正規なMACアドレスはIEEEに料金を払って登録してもらうものです。

個人が趣味の電子工作でネットワーク機器を製作する場合、正規のアドレスを使用するには、MACアドレス書き込み済みEEPROMを購入する方法があります。

故障したり廃棄された機器から、MACアドレスを拝借する方法もあります。あくまでも個人で使用する場合に限り、内緒で使う分には良いですが、ベンダーIDを偽ることになるので、積極的におすすめできる方法ではありません。

他の方法としては、locally administeredなアドレスを自分で決めることができます。locallyなので、販売や配布の用途には使用できません。FE:FF:FF:00:00:01~のように設定しておけばいいでしょう。同一サブネット内で重複しなければ、TCP/IPの通信には支障はありません。